4月に読んだ本。

2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1003ページ
ナイス数:13ナイス

対岸 (フィクションのエル・ドラード)対岸 (フィクションのエル・ドラード)
読了日:4月6日 著者:フリオコルタサル
あるときの物語(上)あるときの物語(上)
読了日:4月18日 著者:ルース・オゼキ
あるときの物語(下)あるときの物語(下)
読了日:4月21日 著者:ルース・オゼキ
鼻持ちならないガウチョ (ボラーニョ・コレクション)鼻持ちならないガウチョ (ボラーニョ・コレクション)
読了日:4月29日 著者:ロベルトボラーニョ

読書メーター

 4冊とか(汗)自分にとって読書はほとんど現実逃避のためなんだけど、やはり本の世界も一つの現実であって、精神的にあまりにとっ散らかっていたらしっかり浸れないんだよな・・。現実の問題がいろいろありすぎて、本にも集中できなかったな。

3月に読んだ本。

2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3511ページ
ナイス数:56ナイス

カンパニー・マン 上 (ハヤカワ文庫NV)カンパニー・マン 上 (ハヤカワ文庫NV)
読了日:3月1日 著者:ロバート・ジャクソン・ベネット
カンパニー・マン 下 (ハヤカワ文庫NV)カンパニー・マン 下 (ハヤカワ文庫NV)
読了日:3月3日 著者:ロバート・ジャクソン・ベネット
群像 2014年 02月号 [雑誌]群像 2014年 02月号 [雑誌]感想
日本版「変愛小説集」とても楽しめた。中でもお気に入りは多和田葉子「韋駄天どこまでも」、吉田知子「ほくろ毛」、深堀骨「逆毛のトメ」、小池昌代「男鹿」・・などかな。このテーマでもっとほかの作家さんのも読んでみたい。
読了日:3月5日 著者:
地上最後の刑事 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)地上最後の刑事 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
読了日:3月7日 著者:ベンHウィンタース,BenH.Winters
もっと厭な物語 (文春文庫)もっと厭な物語 (文春文庫)
読了日:3月11日 著者:
おかえり、Mr.バットマンおかえり、Mr.バットマン
読了日:3月11日 著者:佐川光晴
翻訳万華鏡翻訳万華鏡
読了日:3月11日 著者:池央耿
注文の多い注文書 (単行本)注文の多い注文書 (単行本)
読了日:3月13日 著者:小川洋子,クラフトエヴィング商會
日暮れまでに日暮れまでに
読了日:3月17日 著者:マイケル・カニンガム
崩れゆく絆 (光文社古典新訳文庫)崩れゆく絆 (光文社古典新訳文庫)
読了日:3月18日 著者:チヌアアチェベ
東京日記4 不良になりました。東京日記4 不良になりました。
読了日:3月20日 著者:川上弘美
SF奇書コレクション (キー・ライブラリー)SF奇書コレクション (キー・ライブラリー)感想
最近、今流行りの断捨離のTV番組を見て、いい加減に一生絶対読まなさそうな本は処分するかなぁ、と思いかけていたところ、この本に出会って、好きなものに囲まれて生きる人生のほうが、どんどん捨てて空っぽになった部屋ですっきり暮らすことよりきっと何十倍も意味があると思えてきて。断捨離なんていいやって気がしてきた。正直、紹介されていた昔のSF奇書にさほど興味は惹かれなかった(失礼)ものの、そこまで時間と労力を注ぎ込めるものがあるっていうことが心底羨ましく感じた。
読了日:3月21日 著者:北原尚彦
英子の森英子の森感想
どれも違った味わいでよかったが最後の短篇「わたしはお医者さま?」に特に引き込まれた。終末感の漂う中、顔も名前もわからない人たちが謎のゲームに興じている。・・仕事の内容がどんどんシュールになっていき、「街角の会話記録員」や「左利き被害対策局」などにやられた。オールタイム好きな短篇ベスト20くらいに入りそうな勢いで好き。
読了日:3月21日 著者:松田青子

読書メーター

 翻訳と翻訳家さんの文章にとても興味が湧いて、いろいろと読んでいるところ。
 ・・があとは相変わらずその時その時で行き当りばったりに読み散らかしているだけ。まったく進歩というものがないな、わが読書人生(笑)こんな感じで今後も行くかなー。
 

2月に読んだ本。

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:3369ページ
ナイス数:61ナイス

プラットフォームプラットフォーム
読了日:2月1日 著者:ミシェルウエルベック
闘争領域の拡大闘争領域の拡大
読了日:2月2日 著者:ミシェルウエルベック
おはなしして子ちゃんおはなしして子ちゃん
読了日:2月4日 著者:藤野可織
ピースピース
読了日:2月5日 著者:ジーン・ウルフ
らんる曳くらんる曳く
読了日:2月6日 著者:佐々木中
マリーについての本当の話マリーについての本当の話
読了日:2月9日 著者:ジャン=フィリップ・トゥーサン
守備の極意(上)守備の極意(上)
読了日:2月12日 著者:チャドハーバック
守備の極意(下)守備の極意(下)感想
引き込まれた。ストーリーが抜群に面白いのはもちろん、登場人物一人一人のその時々の苦悩がとてもリアルに、身近に思えて時に苦しくなるほどだった。特に印象的だったのはヘンリーが意に沿わない試合の後、一人泣き、「泣き終えると、気分がいっそう悪くなった。…(試合中はアドレナリンが分泌し鋭い不安を生んでいたが)それがいま、起伏のない陰鬱一色の不快感に変わりつつあった。瞬間が来て過ぎ去り、次の瞬間が来て過ぎ去る。この連続が人生なのか」と思うところ。このように活きのいい小説をリアルタイムで読めるのはなんて幸福なのだろう。
読了日:2月12日 著者:チャドハーバック
血の探求血の探求
読了日:2月17日 著者:エレン・ウルマン
翻訳教育翻訳教育感想
翻訳家の方のエッセイには外れがない。野崎歓さんの翻訳以外の文章は初めて読んだのだが、とても面白かった。仏文学者なのに『ファウスト』話が多くて最初ちょっと意外だったのだが、翻訳家としての鴎外とネルヴァル、音楽と翻訳が似ていることなど、どの話題も楽しくて時間を忘れて読んだ。それぞれの翻訳家が身を削るようにして真摯な仕事をしてくれるおかげで、外国の優れた作品を読むことができるんだ、と改めて感謝の気持ちが湧き起ってきた。翻訳小説の読者がもっと増えればいいのに、という思いも(ずっと持っているんだけど)更に強まった。
読了日:2月20日 著者:野崎歓
もう一度 (新潮クレスト・ブックス)もう一度 (新潮クレスト・ブックス)感想
面白かった。ほとんど予備知識のない状態で読んだが、多少知っていたとしてもまさかこういう方向に進むとは想像もつかなかったと思う。事故で脳に障害を負った主人公が何をしてもリアルさを感じられなくなり、自分なりの方法でそれを掴もうと足掻く話…と要約してしまうと何も面白くなくなってしまう。少し前に読んだ『血の探求』もそうだったが、他人には理解できないが本人にとっては極めて切実な理由で奇妙なことをやり続け、挙句の果てには・・・という話が私は好きだ。惜しむらくは、私にはツボが違ったのか、ほとんど笑えなかったこと。
読了日:2月24日 著者:トムマッカーシー
言葉と歩く日記 (岩波新書)言葉と歩く日記 (岩波新書)
読了日:2月26日 著者:多和田葉子

読書メーター

 2月は面白い長編にたくさん当たったな。『プラットフォーム』、『血の探求』、『守備の極意』、『もう一度』と、どれも抜群に面白かった。
 あと、翻訳家のエッセイは前から好きでよく読んでいるのだが、野崎歓さんの『翻訳教育』もとても良かった。

1月に読んだ本。

2014年1月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3801ページ
ナイス数:37ナイス

世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義
読了日:1月3日 著者:沼野充義
やっぱり世界は文学でできている: 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義2やっぱり世界は文学でできている: 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義2
読了日:1月7日 著者:沼野充義
安部公房とわたし安部公房とわたし
読了日:1月8日 著者:山口果林
地図と領土 (単行本)地図と領土 (単行本)
読了日:1月10日 著者:ミシェルウエルベック
未来の回想未来の回想
読了日:1月10日 著者:シギズムンド・クルジジャノフスキイ
沈むフランシス沈むフランシス感想
冒頭の溺死体の描写が、その後のストーリーに不穏な影を落とし、ずっと不安な気持ちで読む進んでいかなくてはいけない感じが、以前読んだクレストブックスの『サラの鍵』に似てるなと感じた。『火山のふもとで』がすごく好きで手に取ったこの小説も、途中、あれちょっと違うな、と思ったりもしたけれど、終わってみれば、あぁ、いいものを読んだという気持ちが沸き起こってきた。次の作品も楽しみだ。
読了日:1月11日 著者:松家仁之
私(ヤー) (群像社ライブラリー)私(ヤー) (群像社ライブラリー)
読了日:1月17日 著者:アレクサンドルポチョムキン
ぐずべりぐずべり
読了日:1月18日 著者:清水博子
イン・ザ・ブラッド (文春文庫)イン・ザ・ブラッド (文春文庫)
読了日:1月23日 著者:ジャックカーリイ
ぼくは本屋のおやじさん (就職しないで生きるには 1)ぼくは本屋のおやじさん (就職しないで生きるには 1)
読了日:1月23日 著者:早川義夫
刑事マルティン・ベック  笑う警官 (角川文庫)刑事マルティン・ベック 笑う警官 (角川文庫)
読了日:1月25日 著者:マイ・シューヴァル,ペール・ヴァールー
カギカギ
読了日:1月27日 著者:清水博子
ドゥードゥルドゥードゥル
読了日:1月28日 著者:清水博子
夢のなかの魚屋の地図夢のなかの魚屋の地図
読了日:1月30日 著者:井上荒野
人間仮免中人間仮免中
読了日:1月31日 著者:卯月妙子

読書メーター

 1月は年始にしては結構読めたかな。色々面白い本はあったのに、最後の『人間仮免中』のインパクトがあまりに強すぎて、頭から飛んでしまった(汗)感じ。
 清水博子さんの著作は図書館にあったものは全部読み切ってしまった。故人なのでもう新作が出ることはないと思うと寂しい。
 あとえーっと、『地図と領土』が面白かったウエルベックも、全著作を読みたいと思い、『プラットフォーム』を読んでみたら(2月1日読了)ガツンとやられ、『地図と領土』の内容が飛んで…。
 もう〜、早くアルツハイマーの薬できてほしいな。

12月に読んだ本。

2013年12月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2076ページ
ナイス数:11ナイス

これは小説ではない (フィクションの楽しみ)これは小説ではない (フィクションの楽しみ)
読了日:12月3日 著者:デイヴィッド・マークソン
ひとりの体で 上ひとりの体で 上
読了日:12月7日 著者:ジョンアーヴィング
ひとりの体で 下ひとりの体で 下
読了日:12月11日 著者:ジョンアーヴィング
イエロー・バードイエロー・バード
読了日:12月13日 著者:ケヴィンパワーズ
ヘンリー・ライクロフトの私記 (光文社古典新訳文庫)ヘンリー・ライクロフトの私記 (光文社古典新訳文庫)
読了日:12月18日 著者:ジョージギッシング
街の座標街の座標
読了日:12月19日 著者:清水博子
第三の警官 (白水Uブックス/海外小説 永遠の本棚)第三の警官 (白水Uブックス/海外小説 永遠の本棚)
読了日:12月25日 著者:フランオブライエン

読書メーター

 最後に読み終えた『第三の警官』が2013年のマイベストかな・・とてもヘンテコリンで好みだった。噛めば噛むほどに面白味が増してくる小説だと思う。けどなかなか再読って出来ないのだな。ほかに読みたい本が多すぎて。あとアーヴィングは相変わらずどっと疲れるけど面白いし、『ヘンリー・ライクロフトの私記』もよかったし、清水博子もこれからも読んでいきたい(けど亡くなってしまった・・)作家だと思えたし・・。
 こんな感じで2013年が終わり、2014年はどんな本に出会えるのか楽しみであります。

11月に読んだ本。

2013年11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2346ページ
ナイス数:20ナイス

売女の人殺し (ボラーニョ・コレクション)売女の人殺し (ボラーニョ・コレクション)
読了日:11月1日 著者:ロベルトボラーニョ
スワンプランディア!スワンプランディア!
読了日:11月9日 著者:カレン・ラッセル
晴れたり曇ったり晴れたり曇ったり
読了日:11月10日 著者:川上弘美
皆勤の徒 (創元日本SF叢書)皆勤の徒 (創元日本SF叢書)
読了日:11月15日 著者:酉島伝法
vanityvanity
読了日:11月19日 著者:清水博子
ハルモニアハルモニア
読了日:11月20日 著者:鹿島田真希
処方箋処方箋
読了日:11月21日 著者:清水博子
長崎 (フィクションの楽しみ)長崎 (フィクションの楽しみ)
読了日:11月24日 著者:エリックファーユ
しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)しあわせの書―迷探偵ヨギガンジーの心霊術 (新潮文庫)
読了日:11月29日 著者:泡坂妻夫
別れ (フィクションのエル・ドラード)別れ (フィクションのエル・ドラード)
読了日:11月29日 著者:フアン・カルロスオネッティ

読書メーター

 11月も少なかった。今年もあと1ヶ月か。どれだけ読めるか。
 11月はボラーニョ、カレン・ラッセル、エリック・ファーユ、清水博子・・かなぁ。特に『長崎』は面白かった。初めて読む作家でこれは!っていうのに当たると喜びもでかいですね。『皆勤の徒』はちょっとついていけない感じが・・。だんだんと最新のSFからは距離ができていくような。年か〜。
 でもまだ読む読む。12月はイーガンの新刊も出るもんね。新銀背は読めようが読めまいが、買うのだ。

10月に読んだ本。

2013年10月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3714ページ
ナイス数:13ナイス

親衛隊士の日親衛隊士の日
読了日:10月1日 著者:ウラジーミル・ソローキン
私のいた場所私のいた場所
読了日:10月4日 著者:リュドミラ・ペトルシェフスカヤ
ピン・ザ・キャットの優美な叛乱ピン・ザ・キャットの優美な叛乱
読了日:10月5日 著者:荻世いをら
私の本棚私の本棚
読了日:10月6日 著者:
チャイルド・オブ・ゴッドチャイルド・オブ・ゴッド
読了日:10月8日 著者:コーマック・マッカーシー,CormacMcCarthy
失踪日記2 アル中病棟失踪日記2 アル中病棟
読了日:10月11日 著者:吾妻ひでお
失踪日記失踪日記
読了日:10月11日 著者:吾妻ひでお
新しい世界の文学〈第13〉死を忘れるな (1964年)新しい世界の文学〈第13〉死を忘れるな (1964年)
読了日:10月11日 著者:ミュリエル・スパーク
銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件
読了日:10月12日 著者:アンドリュー・カウフマン
銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件
読了日:10月12日 著者:アンドリュー・カウフマン
名もなき人たちのテーブル名もなき人たちのテーブル
読了日:10月18日 著者:マイケル・オンダーチェ
絶望 (光文社古典新訳文庫)絶望 (光文社古典新訳文庫)
読了日:10月21日 著者:ウラジーミルナボコフ
紙の眼 (講談社ノベルス)紙の眼 (講談社ノベルス)
読了日:10月23日 著者:大山尚利
人間滅亡的人生案内人間滅亡的人生案内
読了日:10月24日 著者:深沢七郎
蔵書の苦しみ (光文社新書)蔵書の苦しみ (光文社新書)
読了日:10月25日 著者:岡崎武志
盆栽/木々の私生活 (EXLIBRIS)盆栽/木々の私生活 (EXLIBRIS)
読了日:10月28日 著者:アレハンドロサンブラ

読書メーター

 10月は結構読めた。けど読むだけで何の記録もつけないから、読んだ端からどんどん忘れてしまうのだな。記憶力もそうだけど、心に何かを刻み付ける力みたいなものもどんどんなくなっていってる気がする。
 そんな感じですが『名もなき人たちのテーブル』、『絶望』、『私のいた場所』『アル中病棟』などは心に残っている。