4月に読んだ本。

4月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:3170ページ
ナイス数:30ナイス

無慈悲な昼食無慈悲な昼食
読了日:04月02日 著者:エベリオ・ロセーロ
ロスト・シティ・レディオ (新潮クレスト・ブックス)ロスト・シティ・レディオ (新潮クレスト・ブックス)
読了日:04月08日 著者:ダニエル アラルコン
居心地の悪い部屋居心地の悪い部屋
読了日:04月10日 著者:
地図集地図集
読了日:04月15日 著者:董 啓章
バナナ剥きには最適の日々バナナ剥きには最適の日々
読了日:04月17日 著者:円城 塔
残念な日々 (新潮クレスト・ブックス)残念な日々 (新潮クレスト・ブックス)
読了日:04月18日 著者:ディミトリ フェルフルスト
冷たい方程式 (ハヤカワ文庫SF)冷たい方程式 (ハヤカワ文庫SF)
現代の最先端のSF(イーガンやミエヴィルやバチガルピなど)を読み慣れてしまうと、SFとしては物足りなさを感じてしまうのは確かなのだけど、こちらには別の魅力がある。奇妙なもの、少し不思議なものにおずおずと触れていく心許なさとワクワクする感じ(センス・オブ・ワンダーと先人が名付けた)に溢れてる!あと詩情とか、物語の中で登場人物がいきいきと動いている感じ・・。特に好きだったのは「徘徊許可証」「ハウ=2」「信念」などか。表題作は20年以上ぶりに読み返したのだが、意外に新鮮に読めた。これはパロディ作りたくなるなぁ。
読了日:04月18日 著者:トム・ゴドウィン・他
安部公房の都市安部公房の都市
読了日:04月20日 著者:苅部 直
盤上の夜 (創元日本SF叢書)盤上の夜 (創元日本SF叢書)
読了日:04月23日 著者:宮内 悠介
箱男 (新潮文庫)箱男 (新潮文庫)
読了日:04月25日 著者:安部 公房
澄みわたる大地 (セルバンテス賞コレクション)澄みわたる大地 (セルバンテス賞コレクション)
独立の後も指導者が幾度も入れ替わり、長く複雑な歴史に翻弄されるメキシコ。見切りをつけて一旦は亡命し、また帰ってくる人たち。小作人から銀行家となり、土地を売買して成り上がった者。それを見下す旧家のブルジョワたち。底辺で貧困と病に倒れる者。様々な階級に属す沢山の人たちの生きた断片が織りなす物語は、決して読みやすくはないし、正直息切れした。が、読み終えた後、登場する大勢の人々の心に聳える祖国メキシコ(=澄みわたる大地)の大きさが胸に迫ってきて、いいようのない感動を覚えた。丁寧な人物表と年表もとても有り難かった。
読了日:04月29日 著者:カルロス フエンテス

2012年4月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

 4月も少なかった。特に印象に残っているのは『澄みわたる大地』、『残念な日々』『居心地の悪い部屋』など。
 『ロスト・シティ・レディオ』『地図集』は歯ごたえがありすぎて、楽しむまではいかなかったかな。年々読解力も忍耐力も鈍ってくるようで、我ながら心許ない。もっとがしがしと読み砕く(?)ように読んでいきたいものなんだけど。