7月に読んだ本。

7月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:4700ページ
ナイス数:50ナイス

拡張幻想 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)拡張幻想 (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)
読了日:07月03日 著者:
なまづま (角川ホラー文庫)なまづま (角川ホラー文庫)
夏場にはちょっとキツい。ぬめぬめした粘液とむせかえる腐敗臭がページの隙間から漏れてくるようで(汗)。読みにくい文体も、その効果を狙って敢えてなのかな、と思ったり。が日本語が変なところが何ヶ所か見受けられ、少し残念だった。話としては面白かった。
読了日:07月04日 著者:堀井 拓馬
アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂(うれ)う (英国パラソル奇譚)アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂(うれ)う (英国パラソル奇譚)
読了日:07月10日 著者:ゲイル・キャリガー
心のナイフ 上 (混沌の叫び1) (混沌の叫び 1)心のナイフ 上 (混沌の叫び1) (混沌の叫び 1)
読了日:07月11日 著者:パトリック・ネス
心のナイフ 下 (混沌の叫び1) (混沌の叫び 1)心のナイフ 下 (混沌の叫び1) (混沌の叫び 1)
YA作品とは思えないハードな山場の連続でほとほと疲れ・・これ以上ない酷い終わり方にもう、あきれるしかないという。早く続編読ませて下さい(でもちょっと休ませて)汗
読了日:07月12日 著者:パトリック・ネス
悲惨すぎる家なき子の死悲惨すぎる家なき子の死
読了日:07月13日 著者:中原 昌也
罪悪罪悪
読了日:07月15日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ
女が嘘をつくとき (新潮クレスト・ブックス)女が嘘をつくとき (新潮クレスト・ブックス)
読了日:07月18日 著者:リュドミラ ウリツカヤ
楽園のカンヴァス楽園のカンヴァス
読了日:07月20日 著者:原田 マハ
春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)春にして君を離れ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
読了日:07月20日 著者:アガサ・クリスティー
夜のみだらな鳥 (ラテンアメリカの文学 (11))夜のみだらな鳥 (ラテンアメリカの文学 (11))
読了日:07月24日 著者:ドノソ
漂流 本から本へ漂流 本から本へ
再読。『夜のみだらな鳥』の部分だけ読もうと思ったら、何となく全部読み返してしまった。全部通して読むと、著者が人生の節目節目で最も影響を受けてきた本に限り、渾身の思いを注ぎ込むように書かれた書評はどれも心に響いた。書評で書いた自伝である。「この時は夢にも思っていない」の繰り返しは、ヴォネガットスローターハウス5』の「そういうものだ」みたいな感じで、どこかノスタルジックに聞こえてきた。
読了日:07月24日 著者:筒井 康隆
ゴーレム 100 (未来の文学)ゴーレム 100 (未来の文学)
読了日:07月27日 著者:アルフレッド ベスター
蠅の王 (新潮文庫)蠅の王 (新潮文庫)
読了日:07月31日 著者:ウィリアム・ゴールディング

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター

 7月は『夜のみだらな鳥』、『ゴーレム100』、『女が嘘をつくとき』、『心のナイフ』、『楽園のカンヴァス』、など当たりが多かった。特に『夜のみだらな鳥』は筒井康隆の書評を読んでからずっと心にかかっていた本だったので、やっと念願を果たせた。twitterで「意外に読みやすいですよ、是非」と声を掛けてくれた人がいて、その気になったのだった。読書は孤独な作業だけど、同じ本を読む人とどこかで繋がっている。コミュ障ではないけど、人付き合いが得意なほうじゃないので、こういうのは嬉しいなぁと・・。
 『心のナイフ』と、これも長年気にかかっていた『蝿の王』は、少年が人間の心に巣くう悪と対峙して絶望的な状況に追いこまれるという点で似ており、殺伐とした気持ちになった。けど、続きが気になって(『心のナイフ』は3部作)出たら絶対に読む。