『青年のための読書クラブ』

青年のための読書クラブ

青年のための読書クラブ

 ・・どうしてこの本を借りて読もうと思ったのか、もう記憶が定かじゃない。たぶん誰かのブログで見て興味を覚えたんだろうけど。桜庭一樹、初めて読んだ。ブで買った『ブルースカイ』が積読中。女子高の中の、女の子同士の擬似恋愛とかそういうのってあまり興味ないんだけど、結構面白かったな。最初の『シラノ・ド・ベルジュラック』をモチーフにした話が特に面白かった。

恋は、人の容姿にするものか?それとも、詩情にするものなのか?

 これ、かなり深いんじゃないか。読書クラブ、いいなぁ。ただ古い部室に集まって紅茶を飲みながら読書するだけっていう。高校時代にそんな部活があったら絶対入っていたんだけど、なかったから帰宅部だったし・・。第四章で出てきた『緋文字』も、そんな話だとは知らなかった。古典も少し、読んでみたくなった。