『SFが読みたい!2008年版』

SFが読みたい!〈2008年版〉発表!ベストSF2007 国内篇・海外篇

SFが読みたい!〈2008年版〉発表!ベストSF2007 国内篇・海外篇

 自分はせいぜい似非SFファン止まりで絶対に真の「SF者」にはなれないなー、と痛感。海外も国内も、ランクインしている作品ほとんど読んでない・・(汗)。『双生児』と『Self-Reference ENGINE』は読んだけどあんまり楽しめなかったし。円城塔伊藤計劃の対談を読むと、円城さんは、分かって楽しめる人だけ読んでくれればいい、みたいなスタンスで書いているらしい。もう少し分かるように書いたっていいのに〜、と思っていたが、特にその辺りを意識してるわけでもないみたいだ。でもピンクの方は少し(分かるんじゃないかと)期待。
 特別企画の「SF最新スタンダード200」はとても良かった。(既読は僅かに29冊 涙)大昔からある「SFオールタイムベスト」みたいなのは、もう何度も見ているので。またSF作家だけじゃなく笙野頼子梨木香歩の『沼地のある森を抜けて』などが入っていたのも嬉しかった。
 毎年楽しみなのが、各出版社の今年の刊行予定なのだが、(また積読が増える、増える)私が気になったのは、

ハヤカワ文庫JA 『兇天使』野阿梓
Jコレに小林泰三田中啓文伊藤計劃飛浩隆ほか登場
ジェフ・ライマン『エア(仮)』

上杉那郎『セカンドムーン』 機本伸司『神様のパラドックス(仮)』

奇想コレクション ジョン・スラデック『蒸気駆動の少年』 マーゴ・ラナガン『ブラックジュース』 イーガン『TAP』
河出文庫 マイクル・コニイ『ハローサマー・グッドバイ』 スタージョン『海を失った男』

  • 【光文社】

上田早夕里、北野勇作の新作

未来の文学2期 ディレイニー『ダールグレン』 ジーン・ウルフ『The Wizard Knight』
  〃  3期 ウルフ短篇集『ジーン・ウルフの暦』 ジャック・ヴァンス『奇跡なす者たち』
        ラファティ『第四の館』 ジョン・スラデックミュラーフォッカー効果』
        ジョン・クロウリー『古代の遺物』 ディレイニー『ドリフトグラス』 
        ハーラン・エリスン『愛なんてセックスの書き間違い』 伊藤典夫編アンソロジー

日本SF全集』全6冊

創元SF文庫 山野浩一傑作選
R・C・ウィルスン『スピン』(ヒューゴー賞受賞作) ヴァーナー・ヴィンジ『レインボウズ・エンド』

野阿梓『伯林星列』 山本弘『宇宙の中心のウェンズデイ』
日本SF新人賞受賞作品『黒十字サナトリウム』『宇宙細胞』

  • 【扶桑社】

ジョン・クロウリー『エンジン・サマー』の復刊  イアン・バンクス『The Bridge』など


未来の文学 3期>は題名を見ているだけでもワクワクするなぁ。