ソローキン『青い脂』@ツイッター読書部

 

青い脂

青い脂

初めての読書会に参加させていただきました。きっかけはツイッターでおおたさんが「ソローキン『青い脂』で読書会を開きます。参加希望の方は○日までにリプライください」とオープンに参加を募っていたのをリアルタイムで読んでしまい、つい勢いで「おー、参加したいです!」と・・。
 オフ会というものにも出たこともないのにいきなり読書会なんて、、、とあとからずごごごご、と潮が引くように気後れしてきたのだが、覚悟を決めて行ってきました。

 内容はみなさんが細かく書いておられるので省略(っておーいっ!)。
 感想としては、皆さん、すごく深く細かくこだわって本を読んでおられるのだなぁと。
 青脂がなぜ必要か、なんて考えたこともなかったよ。作者がなんか面白い物考えちゃったから使っちゃおう的な感じで出してきたとしか思わなかった。フィクションって、ほとんどが作者の思いつきで出来てて読者はそれについていくものだと思ってた。私ってなんて都合のいい女(読者)だったのだ!(愕然)
 いろいろと目から鱗の3時間でした。初めて参加して、何も分からず、準備もほとんどしていかなかったので、ひたすら他の参加者の方のお話を「ほう、なるほど」と拝聴する一方で。完全に場違いなお婆が一人混ざっちゃった感が・・(滝汗)あと、読書会というのは時間との闘いであるなあと思った。気の置けない2,3人の友人とカラオケで、の3時間よりも短く感じた。
 幹事のおおたさん、iPadで素敵なプレゼンも作ってきてくれたり、とても親切で司会もとっても上手でした。
 

 二次会は神田の中国料理店で珍しい羊のしゃぶしゃぶ。
 ここでも若者のパワーに圧倒され、全部で4皿の羊肉が3皿しか食べれず、〆の麺に至ってはもう無理、ってなってしまい・・。
 三不粘という珍しいデザートも食べた。羊は美味しかったけど、三不粘の方はちょっと合わなくて全部食べられなかった・・。杏仁豆腐は、本当に杏の種のみで、牛乳やらココナッツミルクやらを一切使ってないという本物の味でとても美味しかった!金木犀の花の干したものが入っていて、今後は金木犀の香りを嗅ぐたびに、この不思議な夜のことを思い出すのだろうなぁとちょっと思いました。

 一冊の本を仲立ちにして、年齢も性別もバラバラな人たちが集まって何時間も濃い時間を過ごせるなんて・・、本当に夢のような一日でした。
 参加させてくださってありがとうございました。もし機会があれば、またご一緒させてください。