10月に読んだ本。

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:2179ページ
ナイス数:55ナイス

愛 (文学の冒険シリーズ)愛 (文学の冒険シリーズ)感想
『青い脂』と『ロマン』がとても面白かったので手を出したが、正直辛かった。これから入っていたらちょっと他の作品を読んでみようという気になかなかなれなかったような(汗)意味不明にスカや残酷な展開になっていくのは物語の体裁をわざと壊すため、というのは分かっていてもなんでそっちなの??と(苦笑)中でも面白かったのは「真夜中の客」「巾着」「弔辞」「愛」(訳分からなかったけど、雰囲気が良かった)などかな。亀山さんが「ソローキンのテクストとは一度目は嘔吐、二度目は哄笑、三度目にはある種の崇高と愛着を感じる」と書かれて
読了日:10月4日 著者:ウラジーミル・ソローキン
家鳴り (集英社文庫)家鳴り (集英社文庫)
読了日:10月6日 著者:篠田 節子
瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集瞳孔の中 クルジジャノフスキイ作品集
読了日:10月16日 著者:シギズムンド・クルジジャノフスキイ
量子怪盗 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)量子怪盗 (新★ハヤカワ・SF・シリーズ)感想
久々にSF要素てんこ盛り本。個人的にはミエヴィルやストロスより理解しにくかった。これから書き手が若くなるにつれてどんどん(SF度が)疾走していって頭が追いつかなくなってくるのかなぁ(汗)。怪盗ジャンと彼を助ける戦士ミエリ、過去の恋人レイモンドと、探偵役のイジドールが軸になっての人間ドラマ的な側面が大きくて、期待してた探偵vs盗人の丁々発止、みたいな話では全然なかった。死者が記憶をアップロードされて人間機械みたいに働く静者(クワイエット)という概念が面白かった。イジドールが静者の父を訪ねる場面が特に好きだ。
読了日:10月19日 著者:ハンヌ・ライアニエミ
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読了日:10月31日 著者:ロベルト ボラーニョ

読書メーター

 読めてないなーっと思っていたがまさか5冊とは(汗)ブログ開設以来最低記録かも。でも『2666』読めたからよしとするか〜。